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プチ、一時帰省記念テキスト
「温泉レポ4・27」

2005年4月27日(水)施行

昨年末、東京へ半年間の出張にいったプチが一時帰省しました。
会える事はすごく嬉しい。でも、そこになにか思い出ができたら、もっと楽しい。
しかし、なにかイベントに行こう!と探しても、GW直前のためにめぼしいものはない。
こんな田舎じゃ4ヶ月そこそこで変化する町並もないから、近辺をデートだけでは切ない。
季節柄、「桜」という手もありますが、今日現在こちらは咲いていない。

正直困りましたが、これって大きな間違いなんだよね。

大事なのは、遊ぶ事ではなく、一緒にいる事だと思います。
プチが抱え、ここで発散させたいものは、”寂しさ”。
友達を集めて飲むのもいい。家族と団欒するのもいい。
「また戻る」という現実があるわけだから、一緒にいる事こそ一番の支えであり、癒しだと思います。

そういうわけで、2人で温泉旅館に1泊2日してきました。

地元である弘前は、桜の名所として有名で、この時期は一足早い観光客で賑わっています。
そのため、近辺の旅館はなかなか予約がとれないんですが、観光業のプチはこういう時強いです。
車で30分程の大鰐という温泉街の一角にある、「福士旅館」という宿をゲット。

歴史を感じさせるような趣ある旅館でした。
人の良さそうなオヤジさんが切り盛りしていて、ほのぼのとした感じ。

ただし、若い人には向かないだろうなぁ。
お世辞にも綺麗とは言えないし、廊下には「ネット使い放題」と書いたパソコンが置いてあったけど、線がなくてできないし。
何が問題って、男湯・女湯の概念がないトコ。
「風呂は内鍵してくださーい」って大浴場も家族風呂扱い。ウハウハ。

ここの温泉街は観光も去る事ながら、地元客が多く、あちらこちらに大衆入浴場があります。
そのため、お湯の温度を高くして、客の回転を早くしています。
地元の人は「他のところはぬるくて、入ってる気がしない」という程。
現にサルの母親の実家がこの大鰐なんですが、やはりそう言います。

温度は、47度前後。
プチは「ウホー♪アチー♪」と言いながら入りますが、サルには無理。
44度以上は人間の入る温度じゃないって思ってますから。
足を入れるだけで、頭の先まで神経がビリビリ!って疼くような感じです。
湯船に入るためだけに、15分以上自分との戦いを強いられるのは、さすがにMでもキツイ。

んで夕食タイム。
1人8500円で、これにご飯とお吸い物、ビールがつきます。

女性にはちょうど良い量だと思いますが、男性にはちょっと足りないかも。正直、これじゃ足りずにサルはポテチ食ってました。
ただ、地元で採れたモノを使ってるらしくうまいです。
肉も野菜も塩だけで充分うまいんだよね。


田舎なもんで、テレビは12チャンネル用意されてても、内6チャンネルは同じ局。
旅館の周りはパチンコ屋が1軒あるだけで、娯楽施設はなし。
でも、その分、温泉に入っては部屋で休み、そしてまた温泉。温泉、マンセー!

マターリ部屋で2人でいると、何気に昔の事を語ったりします。
中学校の時どうだった!とか、高校はどうだった!とか。
「お互い年食ったな」と思いますが、これも結構楽しいもんです。

出稼ぎに行ってるサルの父親が次の日の朝に帰省するんで、お迎えのために朝一でチェックアウト。
旅館やホテルで宿泊の際、朝食を抜くと意外と値引きになるんですよ。
ちなみに、今回は1人当たり1300円の値引き。その金あったら・・・・ねぇ?

旅館を後にしたサルをプチ。
前日まで天気が悪くて雲に隠れてた、”津軽富士”岩木山がひょっこりと姿を出してました。
まだ雪をまとっていて、すごい綺麗です。

(バシッとした写真取れなかった_| ̄|○ by・プチ)



若いカップルには問題ある旅館ですが、家族でいくなら全然オススメです。
また、熱いお湯が好きな人にはもってこいですね。

娯楽施設が豊富だったり、イベントがあったり、色々な旅館やホテルがありますが、、たまにはこういう「なにもない」っていうのも良いものですよ。
人間味がありがたく思えるし、自分を見つめなおせる気がします。

「湯治」というにはまだ若すぎる気もしますが、こういう時間って大事だと思うんです。
1回リセットする機会を作る事にもなるし、なにより気分転換に良いです。

1人で行く楽しみもありますが、家族や恋人、友達と行くのもきっと楽しいですよ。
是非、大切な人とリフレッシュしてきてください。